ASPIRE VEYNOM EX を入手したのでレビューしたいと思います。
ASPIRE ( アスパイア ) VEYNOM ( ベノム / ヴェノム ) は一応、コイル交換式のPodタイプのVAPE (べイプ)。
Rhea X ( レアエックス ) の後継モデルと言われています。
Rhea X の先代モデルが BP80 なので、 BP80 → Rhea X → VEYNOM となり、爆煙の血統を受け継いだVAPE ということになります。
もちろんコイル抵抗値と利用する出力で爆煙でなくとも使用できます。
PODタイプVAPEといえどもMODの方は別売りの510接続アダプターを利用することにより510スレッドを備えるクリアロやRDTAなど他のアトマイザーが使えて、100W出力の単体 MODとして利用することも可能です。
VEYNOMには VEYNOM EX と VEYNOM LX の2モデルあり、それぞれ バッテリー交換可タイプと 内臓バッテリータイプ に分類できますが、実はこの両モデル、サイズや重量が少し異なります。
記事中のスペックで少し触れていますのでVEYNOM LXも気になっている方もお読みください。
ASPIRE VEYNOM EX インプレ ヘッドライン
ラフに良いところ、イマイチなところをざっくり挙げています。(詳細は本文記事にて)
- 出力は余裕の 最大100W
- バッテリーサイズは21700、20700、18650(付属のアダプター併用)の3タイプに対応
VEYNOM LXは3200mAhのLi-ionバッテリー内臓 - 出力モードにAUTOモードを装備
- 充電端子はUSB-C形状で5V/2A入力
- 底面にあるゴム材質の滑り止めは地味に役立つ
- ロック機能をON/OFFしやすい
出力誤操作ロック、全操作ロック共 - 電源スイッチは底面にあるトグルスイッチ
そうそう使用する部分では無いと思われる - 縦サイズが少し大きく感じる ※すぐ見慣れました
- 少々重量感を感じる
- 付属のVEYNOM Podはリキッド容量5mlの大容量
- 付属のVEYNOM Podはエアーフロー無段階調整
- VEYNOM Podのリキッド補充口が小さい
ニードルボトルを準備しましょう
ASPIRE VEYNOM EX スターターキット
ASPIRE VEYNOM EX、ようやく入手することが出来ました。
別売りの510接続アダプターと同時に欲したかったのですが品切れが続いていましてVEYNOM EXを購入するのを待っていました。
単体MODとしても利用する気満々です。
購入カラーはブラック ( Black ) 。
全部で現時点8種類のカラーラインナップがあります。
そして 510接続アダプター 。
カラーは上段左からブラック、ガンメタ、メタリックフェード、シルバー、下段左からクロームブルー、ティールパープル、ゴールドピング、レインボーの8種類から選択できます。
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スターターキット セット内容
VEYNOM EX のスターターキットのセット内容は VEYNOM EX本体 、 VEYNOM Pod ( VEYNOMポッド ) 、 充電用USB-Cケーブル 、 BPメッシュコイル 0.15Ω (Podに装着済) 、 BPメッシュコイル 0.3Ω 、 18650バッテリーアダプター(本体内にある) 、 ユーザーマニュアル(説明書) が含まれています。
ユーザーマニュアルは英文、仏文の2か国語表記対応。残念ながら日本語表記はありませんが、イラスト・表入りなので問題ありません。
第一印象はちょっとデカい?
最近はコンパクトなモデルを使用していることが多いのでそう感じるのかもしれませんが。
サイズ感の参考に100mlのリキッドボトルとのツーショット。
aspire VEYNOM EX
VEYNOM EX の スペック
VEYNOM EX の仕様です。 *ユーザーマニュアル等により抜粋
タイプ | コイル交換式Podタイプ VAPE 510接続アダプタ装着によりテクニカルMODとしても利用可 |
サイズ 高さ / 幅 / 厚み(approx.) | 138.5mm / 29mm / 35.5mm *VEYNOM EX + VEYNOM Pod ちなみにVEYNOM LXは129.6/34/28(mm) |
ウェイト(approx.) | 172g ちなみにVEYNOM LXは164g |
Pod リキッド容量(VEYNOM Pod) | 5.0ml |
使用コイル(VEYNOM Pod) | aspire Meshed BP Pro 0.15ohm (80-100W) aspire Meshed BP 0.15ohm (60-80W) *付属コイル aspire Meshed BP 0.17ohm (45-55W) aspire Meshed BP 0.3ohm (30-40W) *付属コイル aspire Meshed BP 0.4ohm (25-35W) aspire BP 0.6ohm (15-25W) aspire BP 1.0ohm (10-16W) |
適合バッテリー | 21700/20700/18650(付属アダプター使用) 各タイプ ちなみにVEYNOM LXは3200mAhのLi-ionバッテリー内臓 |
バッテリー充電端子 | USB-C 形状 |
充電端子入力 | 2A / 5V |
出力モード | AUTO/WATT/VOLTAGE/BYPASS/TC/CPS *ディスプレイに出力モード表示あり |
出力能力 | 1-100W |
出力電圧範囲 | 0.5-9.0V |
調整温度範囲 | 100-315°C |
抵抗値範囲 | 0.08-3.5ohm |
連続ファイヤー時間 | 10秒 |
ディスプレイ | 0.96インチ |
輝度・エフェクト調整 | YES *輝度調整33レベル、エフェクト調整7モード |
バッテリーレベル表示 | YES *6段階 |
出力操作ロック機能 | YSE |
全操作ロック機能 | YES |
オートパフ | NO |
エアーフロー調整(VEYNOM Pod) | あり VEYNOM Podの回転操作による |
リキッドチャージ(VEYNOM Pod) | ドリップチップ蓋を回して開けてチャージ( top fill ) |
Vapingオーバータイム検出 | YES *10秒以上のファイヤーボタン操作時 |
バッテリー残量検出 | YES |
回路オープン保護 | YES |
回路ショート保護 | YES |
低抵抗検出 | YES |
ローバッテリー保護 | YES |
過充電保護 | YES |
オーバーヒート保護 | YES |
異常充電保護 | YES |
バッテリー装着向き保護 | YES |
簡単に本体操作を解説
電源ON、電源OFF
VEYNOM EXの電源のON/OFFは一般的なMODのようにファイヤーボタンを連続で何回か押して電源ON/OFFする制御ではなく本体底面にあるトグルスイッチを操作する。
トグルスイッチには電源の状態が刻印でわかるようになっており、OFFの刻印が見えている状態で電源OFF、この状態から下画像基準に左へスライドさせるとONの刻印が現れて電源ON状態になります。
このスイッチを使用するのは電池の交換時くらいでしょうか。
底面スイッチにより電源ONさせるとディスプレイにaspireロゴが表示され3秒程度で起動が完了します。
出力モードはAUTOが便利
VEYNOM EXは出力モードとして6種類のモード(AUTO/WATT/VOLTAGE/BYPASS/TC/CPS)を備えています。
一般的なMODではWATTモード(ワッテージモード)を利用して使用コイルの指定W(ワット)数にMOD出力を調整し利用しますが、VEYNOM EXのAUTOモードでは装着したアトマイザー(コイル)に合わせて自動的に出力ワットが設定されますのでAUTOモードを利用するのが便利且つ簡単です。使用コイルには許容ワットがありますのでその範囲に合わせてAUTOモードで自動設定された数値から微調整するのは構いません。
AUTOモードはディスプレイにAUTOモードを示す表示がされているかを確認して下さい。(初めてVEYNOM EXを使用する時に初期で設定されていると思います)
出力は+(プラス)ボタンやー(マイナス)ボタンを使用して微調整可能です。(ロックがかかっていない場合。ロック機能のON/OFFは+ボタンとー)ボタンの同時押しにより行うことが可能)
筆者の例ではNautilus3アトマイザーにNautilusコイル 0.7Ω(20-25W)を装着し510接続アダプターを介してVEYNOM EXに装着したところAUTOモードで20Wで設定されました。そのまま使用しても構いませんが24Wに調整して使用しますが、コイルの許容範囲より高いワット数(25W以上)ではディスプレイに MAX POWER と表示されて、それ以上の設定は出来ないようになっています。(コイルの許容範囲より低いワット数は制限はかかりません)
出力調整操作ロック
無意識にうっかりして+ボタンとーボタンを押してしまっても出力が変わらないように出力調整操作ロックをお勧めします。
このロック機能のON/OFFは+ボタンとーボタンの同時押しにより行うことが出来ます。
指サイズにもよりますがMOD前面部にある+ボタン/ーボタン間の距離感が良く片手でロック機能操作が出来ます。
ロック状態の判別はディスプレイの右上角に南京錠のアイコン形状で可能です。
全操作ロック
外出時にポケットやバッグの中に収納する場合には便利な機能です。
全操作ロックはファイヤーボタンの操作も禁止します。
ファイヤーボタンを3回連続押しで全操作ロックのON/OFFが行えます。(全操作ロック中に底面の電源スイッチを操作して電源OFFにした後で電源を再度ONにすると全操作ロックは解除されます)
バッテリー充電
バッテリーへの充電は前面下部にあるUSB-C形状の充電端子を利用して行います。
入力仕様は5V / 2A です、充電アダプターには困らない仕様だと思います。
充電中の充電レベルに応じたファイヤーボタン周辺照明のエフェクトはカッコいいです。
VEYNOM EX / VEYNOM Pod
VEYNOM EX 本体
下図はVEYNOM EX に VEYNOM Podを装着した状態。
先に述べたように開封直後の第一印象はサイズの大きさでしたが持ってみた直後の第二印象は感じた重量感。
裏を返せば堅牢、頑丈か。
本体の金属部はアルミ材質でしょうか、最上面はサラサラ質感の塗装で仕上がりは好印象、高級感を感じます。
前面にはファイヤーボタン、ディスプレイ、+ボタン、ーボタン、USB-C形状の充電ポートがあります。
この部分は GOTEK X/Sなんかでみられるシースルーを意識してか、ポリカかアクリルな透明樹脂製のカバーが装着されています。本体は21700バッテリーを含めると全体として240,250gの重量になるので運悪く落下などのアクシデントに遭遇しますと場合によってはダメージが大きそうですので扱いには注意したいところです。
ボタン面の反対側(バッテリーカバー)には輝かしい光沢シルバーの専用エンブレムと合皮の装飾が施されています。
合皮の装飾色については例えばガンメタであればブラウンっぽいカラーなるように本体カラーよって仕様が異なります。
全体的なモノの仕上がりという点では値ごろ感に見合い、高級感が感じられて良いのではないでしょうか。
バッテリーカバー
本体背面のバッテリーカバーは本体ボディーと同様に金属製での形状は曲面になっているのですが本体のカーブと上手く合っており仕上がりは良い感じです。
マグネット固定式で引張れば取れます。
適合バッテリーは21700/20700/18650、各サイズのリチウムイオンバッテリー。
18650タイプは付属品のアダプターとの併用で利用可能。
ちなみにVEYNOM LX は3200mAhのリチウムイオンバッテリー内臓モデルです。
下図の左側にある18650バッテリーアダプターも付属品になります。
21700バッテリー装着例。
底面ゴムは必須
VEYNOM EXの底面にはゴム系素材が貼り付けられています。
背が高いVapeなので立てたときの安定感に一役買います。
底面が単なる金属なら滑って倒れる可能性が高いので重要なパーツと考えられます。
【重要】18650バッテリーアダプターについて
VEYNOM EXには18650バッテリーも使用できるように18650バッテリーアダプターが付属しています。
21700バッテリー使用モデルで18650バッテリーが使用できるといった便利アイテムですがVEYNOM EX専用のため、他のMODへの流用はやめた方が良い。
このバッテリーアダプターはバッテリーのプラス(+)端子と接触する金具がアダプター側面に露出しています。(下図)
流用するMODのケースがマイナス(-)電位の場合、ケース(マイナス電位)とアダプター側面の露出部分(プラス電位)が接触すると電池単体部での電源ショートが発生し非常に危険です。
VEYNOM EXでは付属バッテリーアダプターに対して物理的に上手く設計されています。
VEYNOM Pod
VEYNOM EX/LX専用のPodです。
VEYNOM Podはスターターキットに一つ付属しています。
コイルは洗えませんがPodはコイル交換やリキッドの種類を変える時などに洗浄して再利用することが可能です。
洗浄して再利用可能なパーツなのですが材質が樹脂製ということもあり、割れや欠け、汚れ・リキッド臭が落ちなかったりして、そのような場合はパーツ販売されており交換が可能です。
ポッドの洗浄には超音波洗浄器が速くて便利です。
VEYNOM EXとのマグネット固定
VEYNOM Pod側にマグネットが4カ所付いておりVEYNOM EX本体の金属部(CGAと記載された板)に吸着し固定されます。
VEYNOM EXとの電気的な接点
VEYNOM EXとの電気的な接点です。
VEYNOM Podを回転させてもVEYNOM EX本体との電気的接続は保たれます。
どのようなVAPEでも基本的には本体側の小さな接点部(VEYNOM EXは各Φ1mm程度)しかコイルとは接触しませんので汚れたら清掃してキレイに保つようにしましょう。(MODE側の接点はコイルとの接触性を強めるためにバネ性があるので清掃等の際は強い力を加えたりしないよう注意)
エアーフロー調整
VEYNOM Podでのエアーフロー調整はボトムエアーフローでVEYNOM EX本体の吸気スリット(吸気口)の開放サイズをPodを回転させることによりPODに設けられた壁で閉じたり開いたりすることによりおこなう無段階設定が可能。
下図はVEYNOM Podを回転させることにより、ちょうど吸気スリットサイズを半分にした状態です。
BPコイルの装着
コイル交換式PODタイプVAPEにみられるオーソドックスなコイル突っ込み方式。
リキッドの漏れ対策についてはOリング頼みになるのでOリングの材質に秘密とかあるのでしょうか。
コイルを突っ込むホールは、コイル交換時に新しいコイルを突っ込む際はきれいに清掃した方が良いですし、この部分にキズがついたら漏れに繋がるので即交換した方が良いと思います。
リキッドチャージ
トップフィルタイプで、リキッドチャージは本体に装着したままで可能です。
ドリップチップ一体型のトップキャップはタンクを固定して半回転ほど左へ回すと外れます。
トップキャップを外した後、直径1mm程度の穴が2つ開いていますが、その穴からリキチャします。
穴が小さいので ニードルボトル (先がインジェクター針が付いているリキッドボトル) を利用した方が良いかもしれません。
510接続アダプター
ここまでがVEYNOM EXスターターキットの解説ですが、ここからは別売りの510接続アダプターになります。
いずれはショップオリジナルセットとして一緒に販売されるかも知れません。
下図の左側がアトマイザー側、510スレッド仕様のアトマイザーを利用することが出来ます。
右側はVEYNOM EX側になります。真ん中の端子が少し凹んでいるように見えますがアトマイザーを取り付けると周りの端子と同程度の高さになります。
使い方は先にアトマイザーに510接続アダプターをしっかり取り付けてから、VEYNOM EXに取り付けます(マグネット固定)。
取り外す時はアトマイザーを510接続アダプターごと取り外してから、アトマイザーと510接続アダプターを分離します。
VEYNOM EXに510接続アダプター単体で取り付けると下図のような感じですが、マグネットで接続されており510接続アダプターを取り外せません。
この状態でアトマイザーを取り付けてもネジを締めきれないです。(510接続アダプターが回転するため)
510接続アダプターを介して VEYNOM EXに aspire Nautilus3 ( ノーチラス3 ) アトマイザーを取り付けてみました。 (全長約155mm)
特段サイズの大きなアトマイザーではないのでVENOM EXに別のアトマイザーを取り付けた場合のご参考。
購入後は
信用のおけるショップで購入したものですが、一応 正品確認はしておきたいものです。
aspire の場合は、Aspire 公式ホームページ (リンク)で確認することが出来ます。
Product Verification (正品確認)を行うには現在 aspireホームページでアカウント登録する必要があるようです。(以前は不要でした)
尚、アカウント登録後は過去に正品確認した履歴が保管され閲覧する(Verification Logs)ことが出来ます。
初めての方向けに正品確認を行う方法を解説します。
アカウント登録 方法
aspireのホームページにアクセスいただき、左上のひと型のアイコンをタップ(クリック)します。
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次にVerification Codeを要求されますが、登録したEメールアドレス宛にaspireからメールが届きますので、メール本文内にあるVerification Codeを入力しますと登録が完了します。
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とありますのでVerification Codeでの認証の他にメール本文内のVerification linkをクリックする方式があるかもしれません。
正品確認 方法
aspireのホームページにアクセス、ログインしますとMy account画面が表示されますが、この画面中のProduct Verificationで正品確認が可能です。
個装ケースに下図のようなシールが貼り付けられていますので "Scratch and Check"の赤丸部分をコイン等でスクラッチし隠されているナンバー(上段下段の番号群)を上下段の番号を続けて、上図のProduct Verification入力欄に入力し Check ボタンを押します。
正品の場合は下図内のような文章が確認できます。
最後までお読みいただきありがとうございました!