MECHLYFE ( メックライフ ) PARAMOUR ( パラモア ) SBS MOD の限定復活品を入手したのでレビューしたいと思います。
ステルスMODと呼ばれるタイプの80W出力テクニカルMOD。
PARAMOUR SBS MOD インプレ ヘッドライン
ラフに良いところ、イマイチなところをざっくり挙げています。(詳細は本文記事にて)
- コンパクト形状ながら出力は 最大80W
- バッテリーサイズは21700、20700、18650の3タイプに対応
- 外観にはSUS304、アルミを採用、適度に重量感ありチープな印象は感じられない
- 充電端子はUSB-C形状だがバッテリーに優しい1A充電
- 能力、機能はごく一般的なMODで使いやすいシンプル操作
- 出力調整操作ロック機能はあるが全操作ロック出来ない
PARAMOUR SBS MOD スターターキット
FALLOUT VAPE ( フォールアウト べイプ )とのコラボモデルでMECHLYFEからの販売です。
限定復活品として販売されており、MECHLYFE社のホームページでは2023エディションの表記があります。
個装箱に貼り付けられている商品名シールに”PARAMOUR 2023”の表記が確認できます。
選択できるカラーは左からブラックシルバー(BlackSilver)、フルブラック(FullBlack)、グレーブラック(GrayBlack)の3種類。
ちなみにMECHLYFE社のホームページからはフルシルバー(FullSilver)といったカラーも存在するようです。逆にSoldOutなのか、グレーブラックの掲載はありませんでした。
↓↓↓ 今回こちらをチョイス ↓↓↓
スターターキット セット内容
PARAMOUR SBS MOD のスターターキットのセット内容は MOD本体 、 充電用USB-Cケーブル 、 ユーザーマニュアル(説明書) が含まれています。
ユーザーマニュアルは英文表記。残念ながら日本語表記はありませんが、イラスト・表入りなので問題ありません。
購入カラーはグレーブラック。
画像ではわかりずらいかも知れないですがグレー色は少し青混ざり系のグレーで、想定していたグレーではありませんでした。
PARAMOUR SBS MOD
PARAMOUR SBS MOD の スペック
PARAMOUR SBS MOD の仕様です。 *ユーザーマニュアル等により抜粋
タイプ | ステルスMOD |
外観材質 | SUS304、アルミニウム |
サイズ 高さ / 幅 / 厚み(approx.) | 18650バッテリー使用時 71mm / 52mm / 26mm 18650バッテリー使用時 76mm / 52mm / 26mm |
ウェイト(approx.) | 100g |
アトマイザー接続I/F | 510 (スプリング式) |
適合アトマイザー径 | max. 25mm |
ディスプレイ | 0.91インチ OLED |
適合バッテリー | 21700/20700/18650 Li-ionバッテリー |
バッテリー充電端子 | USB-C 形状 |
充電端子入力電圧 | 4.8V-5.2V |
充電端子入力電圧 | 100mA-1000mA(1A) |
入力電圧 | 3.3V-4.2V |
入力電流 | 0.5A-40A |
出力モード | WATT/VOLTAGE/BYPASS/TEMP(NI/Ti/SS) |
出力能力 | 5-80W |
出力電圧範囲 | 0.5-8.0V |
調整温度範囲 | 100-315°C |
抵抗値範囲 | 0.05-3.5ohm |
スタンバイ電流 | 40uA |
ディスプレイ輝度調整 | 任意輝度への設定不可 輝度低下、消灯させ電力を低下機能あり |
バッテリーレベル表示 | YES (電池マーク) |
出力調整操作ロック機能 | YES |
全操作ロック機能 | ー |
オートパフ | ー |
パフ回数表示 | ー |
USB入力保護回路 | YES |
充電調整 | YES |
ローバッテリー保護 | YES |
低抵抗検出 | YES |
出力短絡回路検出 | YES |
オーバータイム検出 | YES |
過充電保護 | YES |
オーバーヒート保護 | YES |
過電流保護 | YES |
バッテリー装着向き保護 | YES |
簡単に本体操作を解説
PARAMOUR SBS MODはステルスMODとしてデザイン性を重視、一般的なテクニカルMODと同等の能力、機能を有していますが特筆するところはなく、良く言えば平凡で使いやすいシンプルなMODです。
電源ON、電源OFF
電源のONはファイヤーボタンを連続で5回押し、電源OFFも同様です。
実使用でファイアーボタン操作してからパフ反応へのレスポンスが良い印象ですが、電源OFFさせる時にもファイヤーボタンを連続で5回押しでプシュ、プシュと出力され、ここは少々気になったところです。
電源ONさせるとディスプレイにMECHLYFEとテキストが表示された後に起動します。
ディスプレイはOLEDとされておりコントラスト良く鮮明に表示され必要最低限な情報量が表示されています。
最下部には+(プラス)ボタン、ー(マイナス)ボタンがありますがボタンに刻印等の表示はありません。
出力モード
PARAMOUR SBS MODは出力モードとして4種類のモード(WATT/VOLTAGE/BYPASS/TC)を備えています。
出力モードの変更は電源ON中にファイヤーボタンを3回連続押しで出力モードリスト画面を表示させることが出来、+(プラス)ボタン、ー(マイナス)ボタンを使用して選択後にファイヤーボタンで出力モード決定。続けて設定した出力モードでのパラメータ設定を+ボタン、ーボタンで行います。
アトマイザーにクリアロマイザー ( クリアロ ) を使用する場合はWATTモード(ワッテージモード)を利用して装着コイルの指定W(ワット)数範囲にMOD出力を調整するのが簡単です。(購入時のモードはWATTモード)
出力調整操作ロック
無意識にうっかりして+ボタン或いはーボタンを押してしまっても出力数値が変わらないように出力調整操作ロックをお勧めします。
このロック機能のON/OFFは+ボタンとーボタンの同時押しにより行うことが出来ます。
ロック状態であるかの判別は+ボタン或いはーボタンを押すことにより確認可能です。
バッテリー充電
バッテリーへの充電は側面下方部にあるUSB-C形状の充電端子を利用して行います。
入力仕様はバッテリーに優しい、入力 5V / 1A の 5W充電です。
PARAMOUR SBS MOD
MOD本体外観
外観素材にはSUS304とアルミニウムが採用されておりボディー表面はサラサラ質感、バッテリーチューブとキャップ表面は網目刻印となっており仕上がりには好印象。適度な重量感も相まってチープな印象は感じられません。
能力・機能はごく普通のテクニカルMODですが、外観含めたステルスMODの仕上がりという点では値ごろ感に見合うのではないでしょうか。
ボディー中央部にはPARAMOURの刻印があります。
反対面にはUSB Type-C形状の充電用端子があります。
個人的な好みで言えば充電端子は横向きが良かったのですが問題はありません。
こちらの面にはPARAMOURの刻印はありません。
前面斜め上視点の画像。アトマイザーと接続する510仕様接続部、前面にはディスプレイとボタンが3つ。
3つのボタンのクリック感は重めではありますが全操作ロック機能が無いので持ち運びの際は電源OFFを推奨します。
ステルスMODは本当にコンパクトなのか
所有しているMODの中でも比較的コンパクトなボックスMOD iStick Pico Le (75W)との 比較です。
アトマイザーはクリアロのaspire Nautilus 3 22mm と Nautilus 3Sを 装着しています、カラーの違いでサイズ感の見栄えが異なりますがアトマイザーの高さは同じです。
PARAMOUR SBS MOD と iStick Pico Le の底部からアトマイザー取り付け部の高さは実測で10mm程度の違いがあります。
バッテリーキャップまでの高さは数ミリレベルの違いです。
たかが10mm、されど10mm。実物では低背になり更にコンパクトになった印象ですが参考にしてみてください。
バッテリーチューブ部
バッテリーチューブ部のトップキャップを取り外した状態。
一般的なMOD同様にチューブ底部端子がプラス端子、キャップ側はマイナス端子兼用でベントホールが設けられています。
このMODに限ったことではありませんがトップキャップは電池のマイナス極と接触しますのでキャップを介してバッテリーチューブはマイナス電位を帯びることになります。
PARAMOUR SBS MODは21700/20700/18650といったバッテリーを利用することが出来ます。
21700/20700バッテリーは高さ70mm、18650バッテリーは高さ65mmでこれらの長さギャップはバッテリーキャップ側のねじ切りで吸収する設計です。18650バッテリー使用時はバッテリーキャップを締め付ける際には結構回転させる必要があります。
バッテリーチューブ内径は21mm強ですので18650/20700バッテリー使用時はバッテリーチューブ内径に対して余裕があります。
下図は18650バッテリー使用での例ですが、この状態でトップキャップを締め付けてバッテリーのセッティングをします。
18650バッテリー使用の場合、バッテリーチューブ内径に対して余裕が大きめなので、バッテリーチューブ内径に合うシリコン素材のVAPEバンドを探し、バッテリーチューブ内側入口に設置してみました。
ちょうどよい感じでバッテリーが直立姿勢になったのでこの方法で使用してみることにします。
バッテリーの取り外し時に引っかかって取り出せない問題はありませんでした。
17mm,18mm程度のVAPEバンドがあればバッテリー側に装着しても良いかもしれません。
バッテリーが直立する姿勢にするのが目的なので上部一か所で十分です。
またあまり隙間の無い状態にするとバッテリーが取り外せなくなり、且つガス発生時の抜け道の妨げになりますので少し隙間がある状態にする方が良いと考えます。
ちなみにaspire VEYNOM EXに付属の18650→21700バッテリースペーサーは利用できません。
その理由は過去記事をご参照ください。
フィッティング例
22mm径アトマイザー
aspire Nautilus 3 22mm とのフィッティングです、片側概ね2mm程度の余裕があります。
ステルスMODのコンセプトを考慮すると小ぶりのアトマイザーがトータルバランス的に良いかもしれません。
24mm径アトマイザー
aspire Nautilus 3S とのフィッティングです、片側概ね1mm程度の余裕があります。
Nautilus 3sがステンレスシルバー色なのとメタル外装チューブの為か大きく見えます。
アトマイザーの存在感が増してきます。
25mm径アトマイザー
まだレビュー出来ていないTHC ARTEMIS2 RDTAとのフィッティングです。
PARAMOUR SBS MODの仕様の通り25mm径までが一杯のようです。
購入後は
信用のおけるショップで購入したものですが、一応 正品確認はしておきたいものです。
MECHLYFEの製品の製品確認は簡単に出来ます。
MECHLYFEのホームページでユーザー登録等、面倒な作業をすることはありません。
個装ケースに下図のようなシールが貼り付けられています。QRコードが一部隠されていますので "Scratch and scan"の部分をコイン等でスクラッチしQRコードを全体像にして、あとはスマホでQRコードスキャンするだけです。
正品の場合は下図内のような表示画面が確認できます。
最後までお読みいただきありがとうございました!