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ネットフリマの代表格、メルカリに異変? 小出しにサービス改定が続く。

2022-09-18

ネットフリマの代表格、メルカリに異変? 小出しにサービス改定が続く。

ネットフリマ とは 、昔から存在していたリアルの フリーマーケット をインターネットの世界で個人同士(中には業者もいます)が物を買ったり売ったりできるサービスです。

使わなくなったものや断捨離実行、新品を入手したけれど使わないので売りたい、或いは現在は入手困難な物や新品は高額なので質の良い物を中古品でもよいので 購入 したいなどの利用者ニーズにより 人気 で昨今ネットフリマ をご利用になる方は多いと思います。

スマホの ネットフリマアプリ で手軽に簡単に利用できるのも利用者にとっては良いところです。

代表的な総合系 ネットフリマとして メルカリ ( melcari )、PAYPAYフリマ、楽天 ラクマ ( rakuma ) がありますが、それぞれ似ているようで細かな部分で異なるところもありますので、複数利用されている方はそれぞれの使い方やルールを理解の上で上手く使い分けておられると思われます。

その中でもネットフリマの先駆者的存在の メルカリ は2013年にサービスを開始した老舗で代表格とも言えるでしょう。

メルカリは1出品物あたり取引成立時に販売金額の10%もの販売 手数料 を差し引き、 売上金 として 出品者 に支払われますが、この 販売手数料 の率は3つのネットフリマ中、もっとも高い率でありメルカリはこれを守り続けています。しかしながらこれにもかかわらず利用方法や出品物の品揃え等で3つのネットフリマの中でも利用者(集客)は最も多い印象です。

このようなメルカリ、おすすめ ではありますが、ここ最近はサービス改定が小出しに行われています。

利用者にとって良い方向であるなら良いのですが逆の方向となっています。

メルカリのサービス自体は同じで良くなった感は感じられませんので少々心配です。

2022年11月より dポイント付与に対するルールを改定

dポイント(通常ポイント)還元率変更(メルカリHPより)
dポイント(通常ポイント)還元率変更(メルカリHPより)

こちらは、メルカリでdポイント連携済みの利用者に関係する内容です。

メルカリ・メルペイと NTT ドコモ は2020年2月に業務提携に合意しており、現在メルカリでdポイント連携済みの利用者が出品商品を購入の際にdポイント(通常ポイント)の付与が行われています。

下記のルールでしたが、

  • 取引毎に購入金額の0.5%付与(小数点以下切り捨て)
  • 購入商品が取引完了した前月(1日00:00~最終日23:59)に取引完了となった販売履歴がある場合は1.5%付与

2022年11月1日(火)より、dポイント(通常ポイント)の還元率について下記のとおり変更になります。

  • 取引毎に購入金額の0.5%付与 (小数点以下切り捨て)
  • 購入商品が取引完了した前月取引実績による1.5%付与は終了 変更点

つまり、0.5%の付与のみとなります。

dポイント還元狙いに関してはメルカリを毎月利用する必要は無くなりました。

2022年6月には配送サービス利用料の改定が行われた

メルカリ便配送サービス利用料金改定(メルカリHPより)

既に 2022年6月16日(木)正午からメルカリ便の配送サービス利用料が改定されています。

メルカリ便とは ヤマト 運輸や 日本郵便 での特定配送サービスを安価な料金(全国一律)で且つ匿名配送で利用できる 発送方法 です。

メルカリ便 送料値上げ に関するサービス改定なので出品価格( 送料込み 価格)に影響がないとは言い切れませんし、購入する利用者のほうにも購入価格に影響がないとは言い切れませんし、送料着払いといった購入者が 送料負担 するの出品物を購入時に影響があります。

メルカリ便の配送サービス利用料改定表(メルカリHPより)
メルカリ便の配送サービス利用料改定表(メルカリHPより)

比較的よく利用される ネコポス は20%、 ゆうパケット は15%の値上げです。

しかしメルカリ便の配送サービス利用料が値上げされたとはいえ、通常のヤマト運輸・日本郵便を利用の場合と比べると、配送料が 安い ことや全国一律料金であること、匿名配送利用可能といったメリットを生かせることには違いはありません。

メルカリのほうも集客力があれば影響は少ないと分析しているのではないかと推測します。

一方で、下表は各フリマで特別に設定された 発送 形態(匿名配送/全国一律料金)の料金比較です。

  • メルカリ:らくらくメルカリ便(ヤマト系)、ゆうゆうメルカリ便(日本郵便系)
  • PayPayフリマ:おてがる配送(ヤマト運輸)、おてがる配送(日本郵便)
  • ラクマ:かんたんラクマパック(ヤマト系)、かんたんラクマパック(日本郵便)

※表は横スクロール出来ます。

 メルカリPayPayフリマラクマ
改定後改定前
ヤマト ネコポス系210円175円170円200円
ヤマト 宅急便コンパクト系450円380円380円530円
ヤマト 宅急便60系750円700円700円800円
ヤマト 宅急便80系850円800円800円900円
ヤマト 宅急便100系1,050円1,000円1,000円1,150円
ヤマト 宅急便120系1,200円1,100円1,100円1,350円
ヤマト 宅急便140系1,450円1,300円1,300円1,550円
ヤマト 宅急便160系1,700円1,600円1,600円1,800円
ヤマト 宅急便180系設定なし(*1)設定なし(*1)設定なし(*3)2,100円(*2)
ヤマト 宅急便200系設定なし(*1)設定なし(*1)設定なし(*3)2,500円(*2)
郵便 ゆうパケット系230円200円175円利用可(*1)
郵便 ゆうパケットポスト系215円200円175円175円
郵便 ゆうパケットプラス系455円375円設定なし380円
郵便 ゆうパック60系770円700円700円利用可(*1)
郵便 ゆうパック80系870円800円800円利用可(*1)
郵便 ゆうパック100系1,070円1,000円1,000円利用可(*1)
郵便 ゆうパック120系利用可(*1)利用可(*1)1,100円利用可(*1)
郵便 ゆうパック140系利用可(*1)利用可(*1)1,300円利用可(*1)
郵便 ゆうパック160系利用可(*1)利用可(*1)1,600円利用可(*1)
郵便 ゆうパック170系利用可(*1)利用可(*1)1,800円利用可(*1)

各発送方法におけるサイズや重量等の条件については各フリマのヘルプページをご確認下さい。
(*1) フリマで特別に設定された発送形態(匿名配送/全国一律料金)ではありませんが一般的なヤマト宅急便やゆうパックにて利用可能。
(*2) コンビニ、PUDO、マンションロッカーからの発送不可、ヤマト営業所より発送手続き要。
(*3) おまかせ配送を利用(匿名配送/全国一律料金は可能)

送料ではPayPayフリマが優勢な状況となっています。

終わりに

メルカリ利用者は既にご承知のことと思われますが、メルカリが小出しにサービス改定する内容について簡単ですがまとめてみました。

これから利用される方への参考にもなれば幸いです。

三大総合系 ネットフリマの メルカリ 、PAYPAYフリマ、ラクマ 。

確かにメルカリには盛況観があるのですが、このままでは少し厳しい感じがしないでもないように思えます。

PAYPAYフリマは、出品者(販売者)が商品の販売が成立した時にフリマ会社に支払う販売手数料が5%で最安、配送システム利用料も今や最も安価なために販売者、購入者共に利用者に対するポテンシャルが高くなってきた。

ラクマは販売手数料が6%でPAYPAYフリマについで安いですが、配送システム利用料が高く、加えて集客度合も含めると中途半端観が否めません。

この先、メルカリが引き続き先頭を突っ走るのか、勢力図が変わっていくのか。

企業としての経営業績の発展は理解しますがリユース、リサイクル品(中には新品、未使用品も含まれますが)を安価で取引できるマーケットとしての原点を忘れない運営をお願いしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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