7in1 の USB3.0 HUB (ハブ) を 探していましたが、アルミニウム筐体の一品が目に留まりましたので購入してみました。
Elecife Z-2701 USB3.0 HUB
ブランドは何と読むのでしょうか Elecife 、製品名が Z-2701 と言うモデルの USB3.0 HUB です。
仕様 など
ブランド | Elecife |
型番 | Z-2701 |
インターフェース | USB3.0 |
転送 速度 | 5Gbps/秒 |
USBポート数 | 7ポート |
電源 供給 | バスパワー (PCのUSB3.0ポートより) / セルフパワー (付属のACアダプタ―併用) |
HUB外形寸法 | 133mm x 42mm x 18mm |
HUB重量 | 125g |
ケーブル長 | HUB USBケーブル長 1m |
付属ACアダプタ | 15W (5V/3A) 出力 、 ケーブル長1.2m |
特長
7in1 の USB3.0 HUB (ハブ) を 探していましたが、概ね希望する条件は満たしていました。
- USB3.0 インターフェース で 5Gbps/s の 高速 転送速度
- ポート ( 口数 ) は7ポートあり、内5ポートは 5V/1A 、2ポートは 5V/2.4A の電流供給が可能
- 7ポート 各々に ON/OFF をコントロール出来る プッシュ型 独立スイッチを装備
青色のLEDが 光る ことでもON/OFF状態を視認可能。 - バスパワー 、 セルフパワー の両対応 後述
セルフパワー電源用にACアダプタ付き。 - アルミボディー (板厚0.7mm程度)
アルミ素材が ヒートシンク 代わりとなりますと 放熱 作用には有利そう、金属外装なので 頑丈 そうな感じはします。 - HUBのケーブル長は1mでデスクトップPCでも使用可能
おすすめ ながら 改善を要望したいと思われること
- HUBのPCへ接続する ケーブル が少し太く感じる
HUBに直付けのUSB3.0ケーブルの直径は実測で4.5mm程度、もう少し細いとありがたい。但し屈曲性としては柔らかいので使い勝手は悪くはない。 - 平面サイズは妥当であるが外形厚が少々厚い
縦挿タイプなので無理は言えませんが、USBデバイスを刺した状態でHUB底面まで5mm程度のクリアランスと想定。内部の基板等部品厚みの関係もあるがもう少し全体の厚みを押さえられるとベター。アルミボディーを採用していて加工の都合の関係かデザイン的にも角ばった感じなので余計に厚く見える。文鎮の理屈で安定感があると言えばそれまでですが、もう少し 薄型 であるとより スタイリッシュ な製品になると考えます。 - 価格は少し高め
外装がプラスチック製の製品に比べ 値段 が少し高めか。
アルミを使用している外観は高級感がありますが材料/加工コストがかかっている部分だと思います。
こちらをチョイス。
Elecife USB3.0 Hub 7ポート セルフ/バス 独立スイッチ付 アダプタ付
製品について
パッケージ 内容
Elecife Z-2701 パッケージ 内容物はHUB本体、ACアダプター、取扱説明書(英文版)。
外観
Elecife Z-2701 USB3.0 HUB の正面。
ポートは7ポートで各ポートに独立した ボタン スイッチ あり、端の2ポートは 5V/2.4A の電流供給が可能とされています。(セルフパワー時)
各USBポートの上に見える小さなホールは独立スイッチがON時(ポート使用可)にブルー色のLEDが点灯します。
青いLEDの光が光漏れのせいでUSBポート内を灯しますがUSBポート使用時はポートが塞がれているのでホール部の点灯で判断できるといった感じです。
HUBの筐体厚みは突起部(ボタンスイッチ)を除いて18mm。
背面の銘板シルク印刷部のみ。
アルミの表面はよく見られるサラサラした質感。
カラーは スペースグレー ( ガンメタ )。
背面の銘板シルク印刷部です。
生産地は中国、生産会社は Shenzhen E-Star Technology Co., Ltd 、EC REP とは EC(ヨーロッパ)での販売担当会社と思われる SCHEUFER Technologies GmbH といったドイツの会社名が確認出来ます。
セルフパワー時の 別電源 として付属するACアダプタ。
大きさ的には実測で横39mm x 縦68mm x 厚み29mm(本体突起、コンセント金具除く) くらいで持ち運びには少々不便。
ACアダプタの銘板部。
入力仕様は AC電源 100V ~ 240V ( 50 / 60 Hz ) Max. 0.4A(400mA)、出力能力は DC5.0V / 3A(3000mA) 。
PSEマークの表示はあります。
USBハブ の一般的な 注意点 など
Elecife Z-2701 USB3.0 HUBは デスクトップ や ノート の Windows PC の他、 Mac 、 Macbook 、ゲーム機 で利用できるようですが特に断りが無ければ USB3.0 ポートを備えた Windows10 / Windows11 PC をベースと致します。
バスパワー と セルフパワー
USBハブをバスパワーで使用の際は電流供給能力に注意
バスパワー とは外部電源としての ACアダプタ を利用せずに PC の USB3.0 1ポートと接続した USB HUB 単独でUSBデバイスを利用するモード。
バスパワーで使用する場合は PC のUSB 1ポートからの 給電 になるため、本製品の場合、仕様上記載にありませんでしたが USB3.0 仕様であれば 7ポート合計として 900mA 程度の電流供給能力になります。
ポート数が多いからといって やみくもにUSBデバイスを利用しますと ハブに対する 負荷 が増えて 電力不足 に陥る可能性がありますので利用するUSBデバイスの消費電力を考慮した利用に注意したい。
所有している複数の 外付けHDD ( ポータブル HDD ) がバスパワーで動作するのかを 単体接続にて確認しましたが、Windowsがハードウェア認識して動作するものもあれば、認識しない 動作しないものもありました。
ハードディスク ドライブは起動時に 大電流 を消費する為ですが、動作しない 外付けハードディスク はPCに直接接続 ( 直挿し )では動作するので、このUSB HUB側の 保護回路 が 過電流 を検知して制限をかけている可能性が高そうです。
消費電力 が少ない USBメモリ や 外付けSSD ( ポータブルSSD )などでは USB3.0規格 の 電流供給能力範囲内 であれば問題無く使用可能です。
一方、セルフパワーとはUSB HUBに外部電源として付属のACアダプタ (5V/3Aの15W出力)を利用し接続したUSBデバイスへの電源を補完する( 給電対応 )モード。
セルフパワーでの使用時は所有する全てのポータブルHDDは単体接続にて動作し問題はありませんでした。
スマホ などの充電について
スマホの充電は充電効率の良い、専用の充電器を利用して充電するのが速くておすすめ
Elecife Z-2701 USB3.0 HUB には ポートが7ポートあり、内5ポートは 5V/1A 、2ポートは 5V/2.4A の電流供給が可能ですが、セルフパワー時において スマホ 等の 充電対応 は可能とされています。
実際に購入した アマゾン ( amazon ) の本製品の販売ページでは ” 急速充電ポートはAPPLE社の製品にしか対応していません” と記載があり、これは iPhone や iPad を指しているのだと思いますが、出力が 5V/1A あるいは 5V/2.4A(製品紹介では 急速充電 ポートと表記) の単一給電であること、QC (Qalcomm Quick Charge) などの充電規格には対応していないためです。一般的に低速充電と称されるによる充電であればその他の スマホ充電 にも利用が可能です。(本製品がサポートしているのは BC1.2 、iPhone 1.0A充電、iPad 2.4A MAX とされています)
他のUSBデバイスを利用しながらの充電、充電しながら他のUSBデバイスを利用になりますと充電効率への影響( 更に遅い )が想定されますので、やはりスマホの充電は充電効率の良い、専用の充電器を利用して充電するのが速くて良いのではないかと思います。
充電完了時間に対して急がない場合はこの限りではありません。
バスパワー時の充電は USBハブを接続したPCのUSBポートの仕様による電力制限内での充電になると考えられます。
本格的にスマホの充電にも使いたい場合は電源供給対応のUSB 3.xポート、Thunderbolt3といったインターフェイスをもつPCを利用し、それに対応したUSBハブを利用する必要があります。
ACアダプタについて
USBハブを購入の際は外部電源のACアダプタの出力を気にしたいところ
外出先でマウスやUSBメモリの利用時はバスパワー使用によりACアダプタの持ち運びは不要と考えますが、ポータブル HDDを利用する場合はあらかじめバスパワー時での動作を確認しておくか、ACアダプタを持ち運ぶことになります。
この製品に関わらず付属しているこの手のACアダプタはサイズ的にも 収納 性が悪くて外出時に持ち運ぼうという気が薄れます。
出力が5V/3Aなので 同等の出力を持つスマホ用小型充電器とUSB-A - DCジャック(外側マイナス)のケーブルがあれば理屈上は代用できるかもしれません。
ACアダプタでよくみられる出力が9V系や12V系だと応用が利かず5V系なのはありがたいところ。
あいにく現在、適したケーブルを持ち合わせていないため確認できませんが、機会がありましたら試してみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
USB3.0 HUBは様々な製品が販売されています