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このスタイリッシュなアルミ 5in1 USB3.0ハブはおすすめ?

このスタイリッシュなアルミ 5in1 USB3.0ハブはおすすめ?

以前 7in1 の USB3.0 HUB (ハブ) の記事をアップしましたが、デスクトップPCでの据え置き用に活躍しています。

↓↓ 以前の記事 ↓↓

(少し前になるのですが)持ち運び用にアルミニウム筐体の安価な製品がありましたのでチョイスしてみました。

WAVLINK WL-UH3047R USB3.0 HUB

ブランドはWAVLINK 、製品名が WL-UH3047R というモデルの USB3.0 HUB です。

スタイリッシュなアルミニウム筐体にUSB3.0ポート・メディアポート を備えたベーシックでシンプルなUSB3.0 HUB 。出先での使用が主になると思いますが家に帰って必要であればセルフパワーも使えますので価格がリーズナブルならおすすめできるかと思います。
USBハブはポート数や扱えるメディア、充電を強化したもの等、様々な製品が販売されています。大は小を兼ねるのも良いですがそれにつれて価格も高くなる傾向ですので迷うところですが用途にあったものを選択するのが良いと思います。

WAVLINK WL-UH3047R パッケージ
WAVLINK WL-UH3047R パッケージ

仕様

取扱説明書が付属しているはずですが、欠品で無かったのでいろいろ調べてみました。

ブランドWAVLINK
型番WL-UH3047R
PC側インターフェースUSB3.0
USB転送速度5Gbps/秒
ポート数5ポート ( USB3.0ポート x3 / MicroSD x1 / SD x1 )
USBポートUSB3.0 3口
メディアポートSDカードポートx1:SD / SDHC / SDXC、Micro SDポートx1:Micro SD / Micro SDHC / Micro SDXC
電源 供給バスパワー (PCのUSB3.0ポートより電源供給) / セルフパワー (ACアダプタ―の付属はありません)
HUB本体 外形寸法 ( L x W x H )約142mm x 約37mm x 約16mm (最厚部)
ケーブルHUB USBケーブル長 約28cm (HUB~USB-A端子先端)
太さ4mm弱
その他高温保護、過電流保護回路、短絡保護回路

特長

WAVLINK WL-UH3047R の特徴です。

下記のようになります。

  • USB3.0 インターフェース で 5Gbps/s の 高速 転送速度
  • ポート ( 口数 ) は5ポートあり、ポート構成は USB3.0ポート x 3、MicroSDカードポート x1 、SDカードポート x1 で必要にして最低限欲しい構成
  • SDカードポートは SD / SDHC / SDXC 、Micro SDポートはMicro SD / Micro SDHC / Micro SDXC をサポート
    *Mini SDはSDカードアダプタ(別売)で使用可能
  • イルミネーションはPCへの接続後に通電がわかる青色のLED
    *各ポート各々にランプはありません
  • バスパワー 、 セルフパワー の両対応
    *ACアダプタは付属していません
  • スタイリッシュアルミボディー (AL板厚1mm程度)
    アルミ素材が ヒートシンク 代わりとなりますと 放熱 作用には有利そうですが、使用時の筐体の温かさはElecife Z-2701よりも感じます。あとは金属外装なので 頑丈 そうな感じがします。
  • HUBのケーブル長は約28cm程度で短めなのでノートPCでの利用が主体と思われますが、デスクトップPCでもメディアカードリーダーの実装がなければ十分重宝します

製品について

外観

WAVLINK WL-UH3047R の正面。

カラーは ガンメタ で シルク印刷 されたメーカー名のみ。

外装の材質は1mm程度のアルミニウム ( aluminum ) で表面はよく見られるキズが目立ちにくいサラサラした質感。

形状は平坦ではなくサイドにかけてカーブ形状になっています。

WL-UH3047R 正面
WL-UH3047R 正面

背面は形状は平坦状で、銘板シールと安全規格類のシルク印刷。CE、FCC、RoHS認定済。

WL-UH3047R 裏面
WL-UH3047R 裏面

長手側面には左からMicroSDカード ポート / SDカード ポート / USB3.0 ポート / USB3.0 ポート。

WL-UH3047R 長手側面(ポート側)
WL-UH3047R 長手側面(ポート側)

長手側面の反対側は何もありませんが、カーブがやや強くなる形状。

短手側面のHUBケーブルの横にはセルフパワー用のACアダプター用端子があります。

取説は無いのでわからないところでしたがDC5Vと明記されていて良かったです。

WAVLINK WL-UH3047R 短手側面(HUBケーブル側)
WL-UH3047R 短手側面(HUBケーブル側)

右端のUSB3.0ポートの右に見える小さなホールは通電ランプになっています。

WL-UH3047R 長手側面(ポート側)
WL-UH3047R 長手側面(ポート側)

PC側のUSBポートに接続しますと通電してブルー色のLEDが点灯します。

通電ランプ 点灯状態
通電ランプ 点灯状態

USB-Aコネクタの摘まむ部分の両側に少し窪んでいる部分があり、挿抜がしやすくて嬉しい配慮です。

USB-Aコネクタ
USB-Aコネクタ

↓↓ USB HUBは様々な製品が販売されています ↓↓

USBハブ の一般的な 注意点 など

バスパワー と セルフパワー

USBハブをバスパワーで使用の際は電流供給能力に注意

バスパワーモード

バスパワー とは外部電源として ACアダプタ を利用せずに PC の USB3.0 1ポートと接続、 USB HUB 単独でUSBデバイスを利用するモード。

バスパワーで使用する場合は PC のUSB 1ポートからの 給電 になるため、USB3.0 仕様であれば出力電圧は5V、出力電流能力は 合計として 900mA 程度になります。

ポート数が多いからといって やみくもにUSBデバイスを利用しますと ハブに対する 負荷 が増えて結局、PC側USB3.0ポートの電力不足 に陥る可能性がありますので利用するUSBデバイスの消費電力を考慮した利用に注意すべきです。

特に負荷として厳しいのはハードディスクドライブではないでしょうか。

このUSBハブで複数の 外付け2.5インチHDD ( ポータブル HDD ) がバスパワーでどの程度動作するのかを接続してテストしました。
1台目認識OK、続いて2台目認識OK、3台目を接続したところで2台目のHDDの異常なシーク音を発し動作異常になりました。
2台目のハードディスクの(動作)消費電流が大きいのと、動作マージンが悪かったためと考えますが、製品性格上、外出時での使用が主体になると思われるため実用シーンではハードディスクを複数台接続するケースは個人的な印象として少ないと思われます。

ハードディスクを壊してしまう可能性があったのですが過負荷時の挙動確認としておこなってみました。

どのようなUSBハブでも複数のハードディスク(メカニカルなストレージ)をバスパワーで扱う場合は注意してください

消費電力 が少ない USBメモリ や 外付けSSD ( ポータブルSSD )などでは USB3.0規格 の 電流供給能力範囲内 であれば問題無く使用可能でした。

セルフパワーモード

一方、セルフパワーとはUSB HUBに外部電源としてACアダプタ (5V)を接続し、USBハブへの電源を補完する( 外部電源給電対応 )モード。

セルフパワーでの確認をしようと思いましたが、あいにくDCジャックが合う手持ちのACアダプターがありませんでしたので、、、

即購入しました、DCジャック変換プラグ。

ACアダプターに付いている外形5.5mm(マイナス極性)/内径2.1mmのDCジャックをサイズ変換プラグです。

取説がなく、あっても記載しているのかわかりませんがセルフパワー入力条件が5VということしかわかりませんのでテストとしてACアダプタには Elecife Z-2701 USB3.0 HUB に付属していたものを利用しました。(出力5V/3A)

↓↓ 以前の記事 ↓↓

左から2番目の変換プラグが使用できました。

サイズは外形3.5mm(マイナス極性)/内径1.35mm 、これが使えました (左から2番目)。

DCジャック変換プラグ
DCジャック変換プラグ

↓↓ 持っていると便利 ↓↓

下図は2.5インチ ハードディスクのアイドル時ですが、バスパワーであればPCのUSB3.0ポートより電流が400mA程流れています。

セルフパワーで使用する場合は下図のように PC のUSB3.0ポートからの 給電 は止まり、ACアダプターからの電力供給になります。

テストでは一応、前記のハードディスク3台を接続し無事に起動はしました。

セルフパワー時の出力電流能力が不明であるため高出力のACアダプターを接続しハブに高負荷を引き出すのは好ましくないかもしれません。
2A或いは3AあたりのACアダプターで負荷はほどほどに使っていきたいと思います。(とは言え外出用で使うのでバスパワーが主体になります)

スマホ などの充電について

スマホの充電は充電効率の良い、専用の充電器を利用して充電するのが速くておすすめ

WAVLINK WL-UH3047R には USB3.0ポートが3ポートあり、一応スマホの充電が可能ですが充電専用とされるUSBポートはありません。

従いバスパワーでの充電電流はWL-UH3047Rをスマホの充電のみに使用した場合は900mA程度になると考えます。

Androidスマートフォン (本来はUSB-PD対応) を使用してバスパワーで充電してみました。

バスパワーの場合、1A程度の電流を供給できています。(低速充電)

次にWL-UH3047Rへの電源供給にACアダプターを利用してセルフパワーで充電してみました。

ACアダプターには仕様上 出力電圧5V 出力電流3A のものに前記のDCジャック変換させたものを利用。

セルフパワーの場合、1.44A程度の電流を供給できています。(ちなみに2A出力のスマホ用充電器を用いて充電させても1.44Aの充電電流 )

出力が 5V単一供給でスマホへの充電電流は一定電流で1A程度 (バスパワー時) あるいは それ以上 (セルフパワー時) 。

なお、WL-UH3047Rがセルフパワーを利用し何A (アンペア) の電流を出力できるのかわかりませんが実使用的に問題はないと思われます。

USB3.0は4.5W (5V/0.9A)の規格であり QC (Qalcomm Quick Charge) などのスマホ充電規格には対応できませんので一般的に低速充電と称される充電であれば スマホ充電 にも利用が可能と思われます。

他のUSBデバイスを利用しながらの充電、充電しながら他のUSBデバイスを利用になりますと充電効率への影響( 更に遅い )が想定されますので、やはりスマホの充電は充電効率の良い、専用の充電器を利用して充電するのが速くて良いのではないかと思います。

バスパワー時の充電は USBハブを接続したPCのUSBポートの仕様による電力制限内での充電になると考えられます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

↓↓ USB HUBは様々な製品が販売されています ↓↓

↓↓ 持っていると便利 ↓↓

USB 電流電圧テスター

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