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プラチナ触媒のハクキンカイロはレトロ感満載、実は現役バリバリの暖房ガジェット!

2021-02-06

プラチナ触媒のハクキンカイロはレトロ感満載、実は現役バリバリの暖房ガジェット!

日本の冬、結構寒い。。

冬は電車・バス・徒歩で通勤されている方々には厳しい季節ですよねぇ。

一方でご家庭では家計節減、お勤め先では経費節減の折、光熱費の増大を考えて暖房の温度設定を控えてちょっと肌寒く過ごしていることも多いのではないでしょうか。

かくいう私の方は恥ずかしながら自室に籠城するときは衣服を着込んで暖房OFFということは少なくありません。

そんなときにさぞ活躍してくれるのが、このガジェットでしょう。

冬山登山や冬キャンプといったアウトドアでもきっと防寒で活躍してくれると思います~。

ハクキンカイロ とは

使い捨て では無い カイロ です。

暖かさが得られる理屈は商品の外箱に以下のような説明分があります。

  • ベンジン(炭化水素)の気化ガスがプラチナと接触して発熱する化学原理によるもの。
  • 直接ベンジンに火をつけて燃やしているわけではない。
  • マッチ・ライターを用いるのは、プラチナの触媒反応を開始させるのに必要な温度を与えるため。
  • 気化ベンジンのプラチナの触媒作用により炭酸ガスと水に分解、発生する酸化熱を応用。
  • 環境にやさしく、安全でクリーンなハイテクカイロ。

ハクキンカイロの商品内容です。

田舎のおじいちゃん、おばあちゃんが使ってたといった幼年時代の記憶が鮮明に、、、これは皆さんも同じでしょうかw

なんともレトロな趣きを醸し出してます!

しかし、変わったものでは無くて珍しいものでもない、現在でも現役バリバリの製品です!

ハクキンカイロ商品パッケージの内容物はハクキンカイロ本体、専用カップ、カバー、取扱説明書。

ハクキンカイロ商品パッケージ内容物
ハクキンカイロ商品パッケージ内容物

ハクキンカイロ本体はタンク部、火口(ひぐち)部、外蓋部で構成されています。

外蓋部にある通気口が孔雀(peacock)のイメージが特徴です。

これにより海外向けは PEACOCK POCKET WARMER(ピーコック ポケット ウォーマー)というらしい。

孔雀(peacock)のイメージが施された外蓋部通気口
孔雀(peacock)のイメージが施された外蓋部通気口

タンク部内部に燃料を吸収して蓄える中綿がありますがこれに燃料を染み込ませて、プラチナ触媒が含まれる火口部に熱を与えて反応させると使用開始となります。

ハクキンカイロの中綿と火口
ハクキンカイロの中綿と火口

ちょっとしたポケットに入るストーブのような感じですね。

本体はミニタイプ(小)、スタンダードタイプ(中)、ジャイアントタイプ(大)の3種類があります。

それぞれサイズが違うのと、チャージできる最大燃料量により稼働時間長が異なり、それぞれ18時間、24時間、30時間となります。

私はスタンダードを選びましたが、小さめのミニもラインナップされていることから気になったサイズ感、重さ感は特に問題ありませんでした。

ちなみにジャイアントタイプ(大)は輸出専用らしいです。

ミニスタンダードジャイアント
本体サイズよこxたてx厚み58x87x13.568x101x1570x110x20
公式稼働時間~ 18時間~ 24時間~ 30時間
公式HPより

ハクキンカイロは使い捨てとは違ってちょっとした半耐久財。使い捨てカイロのようにそれ自体、継続的なゴミになりません。

使用済み使い捨てカイロの処理については我が家ではポンポン捨ててしまうのですが、靴消臭とか除湿に活用する裏技的な活用があるらしく、最近では海洋浄化に役立てることも考えられているようです。

これを取り上げるとテーマが変わってしまうので別の機会があれば。

使い方をさらっと注意点交えて説明

最初に 注意点 など

  • 燃料をチャージする際は専用カップをゆっくり操作。(特に12時間以上の2回目)
  • 火口に火を着火するのでは無くて近づける。
  • 反応確認は火口部に外蓋のコーナーを近づけることでわかる。
  • 温度調節は出来ないのでハクキンカイロをくるむ物で調整。
  • しもやけなど皮膚トラブルを防ぐためにたまに位置を変えるなどして対応。
  • 稼働中の燃料補充はダメ。

そして さらっと使い方

外蓋部を取り外し、そして火口部を取り外して、タンク部に付属の専用カップを装着してから燃料を補給します。

専用カップには2本のラインが入っていてそれぞれ6時間ライン、12時間ラインです。

稼働時間については後述しますが例えばスタンダードタイプでの24時間稼働の場合は一旦12時間ラインまでの燃料を供給し、もう一度行う感じです。

専用カップ 燃料量と反応時間
専用カップ 燃料量と反応時間

専用カップに燃料を入れたら専用カップの上部をひねって廻すことで燃料がタンクの中にチャージされます。

このとき専用カップの上部を廻すときはゆっくり廻しましょう(タンク内の中綿への燃料吸収が追いつかず溢れる場合があります)

専用カップ内の燃料がすべてタンクにチャージされたら、専用カップを閉じるに戻して外します。

タンク内に余分な燃料が無いか、タンクを逆さまにして確認しましょう。(余分な燃料があった場合は専用カップで受けると良いです)

専用カップ 可動部分と燃料排出口
専用カップ 可動部分と燃料排出口

専用カップは燃料で濡れてしまいますが乾きます。手指に燃料が付着した場合はすぐに乾きますが、一応作業終了後に手洗いしておきましょう。

タンク部に火口部を取りつけます。その後、火口に炎を近づけます

火口に火を着火するのでは無くて 近づける です。その熱で反応するようです。

稼働しているかどうかは火口部に外蓋のコーナーを近づけると曇ったりしますのでわかります。

反応が始まったことが確認出来たらタンク部に外蓋を装着し、カバーに入れて使用開始です。

温まるのに多少時間が必要といった情報を見たことがありますが、わたし的には気するレベルではありませんでした。

私の一日サイクルは朝6時に12時間ラインの量をチャージして使いますが、ありがたいことに0時くらいでも保っていることがほとんどです。

そのまま就寝してしまうのでその後どれくらい保っているか不明ですが朝起きたら冷えているので、そしてまた朝6時にチャージ。

基本的にハクキンカイロが稼働している間の燃料補充はできませんので、自分の使用スケジュールに応じて燃料チャージ量を調整が必要です。

ハクキンカイロの稼働中は本体が使い捨てカイロとは比較できないくらいに温かくなりますので布製のカバーやタオルなんかでくるんで使います

商品にはフリース地のカバーが1枚付属しています。

商品名が刺繍されたタグが縫い付けられていますが地味にカッコいいw 稼働すると燃料が切れるまで温かさは保たれます

ここは使い捨てカイロとは異なるポイントです。

普段はズボンの腰位置に挟んで利用してましてポカポカですw

私は慢性的な腰痛持ちですが、腰部分が冷えているよりはコンディションは良い感じです。

ハッキンカイロに限ったことではありませんが、しもやけなど皮膚トラブルを防ぐためにたまに位置を変えるなどして対応しましょう。

どこで買えるか

アマゾン、楽天市場、ヤフーショッピングといったECサイトで手に入ります。

季節商品なので購入する季節や在庫量で販売価格が変わるかもしれませんので確認しましょう。

とはいえ必要に迫られている場合がほとんどでしょうし、結局、末長く使えるものなので在庫がある時にすかさず入手する方がよいでしょう。

なお、ホームセンターやドラッグストア、スーパーといった店頭での販売もあるようですが私が住んでいる地域では使い捨てカイロ一色でハクキンカイロの販売はありませんでしたのでamazonで購入しました。


燃料について

カイロ用ベンジン、ZIPPOライターオイル、ホワイトガソリンが使用できるようです。

私はカイロ用ベンジン、ZIPPOライターオイルしか使用したことがありませんのでホワイトガソリンが気になる方はまずは他の情報サイトでご確認ください。(ホワイトガソリンを使用する機会がありましたらこのプログでも紹介させていただきます~)

入手性はZIPPOライターオイルが一番良いでしょうか。

コンビニでも販売されていて、急に必要になった場合でも入手しやすいです。カイロ用ベンジンはドラッグストアで見かけます。

もちろん自宅のとなりがドラッグストアでカイロ用ベンジンが販売されているという方はコスパ的にもそれが一番になりますね。

ECサイトでの購入も可能です。ただ入手まで余裕を見ておかないといけないことと送料を考慮しておかないといけない場合があります。

送料無料である場合もありますがまとめ買いのケースが多く見受けられます。

燃料各種によって持続時間などが若干異なるようですが、それについては他の情報サイトにお任せするとして、私は消耗品なので入手時に安ければそれで良いです~w

その他

航空機は不可

ハクキンカイロは航空機へのは持込み・預入れ荷物としては扱えないようです。

ベンジンが燃料で引火性の危険物と判断されるためです。

中綿抜いて、洗浄、綺麗さっぱりしてならOKという情報がありますが航空会社への確認が必要なのと何より面倒くさいですね。

海外なら相手国のルールもあります。

海外はよく行きますが、旅行は余計なことに気を使わないのが大切です。

検査では必ず検出されますので家でお留守番。

メリット・デメリット

メリット

  • コスト対仕事のパフォーマンスが良い(ように感じる)
  • 温かい温度が燃料がある間、保たれる。(その代わり燃料が尽きると即冷える)
  • 消耗材として継続的なゴミを増やさない。
  • 壊れない(と思う)
  • 偉大な発明にふれあえる。

デメリット

  • 一度使うと手離せない・・・逆にメリットとも言えますが。。。
  • 燃料チャージが必要・・・・とはいえ簡単だし日課と考えればなんてことないです
  • 燃料切れには注意・・・・・普段使いでは滅多にないと思いますが
  • 消耗パーツがある・・・・・火口部 約1~2シーズン/取換綿 約5~10年、公式HPより

今後やってみたいこと

コンペチタの「使い捨てカイロ」、「充電式電子カイロ」との実仕様比較をやりたいです。

おわりに

お手軽な使い捨てカイロや最近ではモバイルバッテリーの亜種のような充電式カイロがあり選択できる環境ですが、今回は古くからある優れた発明品、ハクキンカイロをレビューしました。
私自身、燃料チャージとか使用時間管理とか面倒くさいことは好きではないほうですが、これに関してはパフォーマンスが素晴らしいということで使い続けています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ハクキンカイロはECサイトでの購入が良いと思いますので、下にリンクします。

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